キャットフードの種類ってご存じでしょうか。
キャットフードにはドライタイプやウエットタイプなど加工方法の種類がいくつかあります。
加工方法によって、それぞれのキャットフードにはメリットやデメリットがあります。
ここでは総合栄養食について、キャットフードの種類をご紹介します。
キャットフードの種類(加工方法)
- ドライキャットフード
- ウエットフード(缶詰)
- フリーズドライ
- 半生タイプ
下記でもキャットフードの種類を紹介していますが、ここではキャットフードの加工方法の種類をまとめています。
キャットフードの加工の種類は4つあり、最も定番なのがドライキャットフードで通称カリカリと呼ばれています。
ウエットフードは缶詰やパウチがあり、これも一般的なキャットフードの加工の種類です。
次の項目からキャットフードの種類別の特徴やメリットとデメリットを見ていきましょう。
ドライキャットフードのメリットとデメリット
キャットフードといえばドライのキャットフードです。
メリットとデメリット
- 扱いやすい
- 総合栄養食の種類が豊富
- 水分補給ができない
ドライのキャットフードは種類がかなり豊富なことが大きなメリットです。
水分が10%以下なので長期保存ができ、扱いも手軽で与えやすいです。
キャットフードを袋からお皿に出すだけですからね。
保管する際はキャットフードが酸化しないように、密閉容器にいれたり、真空パックで個別包装して保存するといいです。
もしくは個包装のキャットフードも市販であるのでそれを選ぶといいですね。
ドライのキャットフードは、硬くてカリカリしていて、歯垢が付きにくい点もあります。
カリカリタイプ(ドライのキャットフード)の歯磨きおやつもあるくらいですからね。
デメリットとしては水分量が少ない点です。
クッキーのように乾燥しているので当たり前ですが、ドライのキャットフードだけで水分を取ることはできません。
ドライのキャットフードは普段から水を飲んでくれる猫ならいいですが、飲まない猫は腎臓などに負担をかけやすくなります。
わが家の白猫さんはほとんど水を飲まないタイプです。
ドライのキャットフードを食べていても、朝一番で水を入れた容器をぺろぺろと舐めるだけ。
そういう猫にはドライタイプのキャットフードは注意した方がいいです。
また、品質もピンキリなのでキャットフード選びは注意しましょう。
開封すると酸化するので、しっかり袋を閉めて保存してくださいね。
ウエットフードのメリットとデメリット
ウエットフードは猫缶として知られているキャットフードです。
メリットとデメリット
- 嗜好性が高い
- 歯垢がつきやすい
缶詰を開けるとその音につられて猫が寄ってくるくらい、香りが強く嗜好性が高いです。
水分補給も同時にできるため、膀胱炎などの猫にオススメされます。
缶詰なので未開封だと長期保存ができ、災害などの備蓄としても役立ちます。
普段からあまり水分補給をしない猫は缶詰も与えるといいですね。
デメリットは歯垢が付きやすいことです。
歯磨きしないと歯垢がついたり、歯茎に菌が入り歯周病などの原因になります。
他にも嗜好性が高いのでドライキャットフードを食べなくなる可能性があることです。
これけっこう聞きます。
缶詰はドライキャットフードよりも高いので、そのあたりもデメリットかもしれません。
わが家の猫はウエットフードはあまり得意ではないので、缶詰しか食べなくなった、ということはなかったです。
ただ、缶詰を与え始めたころ、わずか半年くらいで歯石が大量についた経験があり、歯磨きはかなり大事です。
また、缶詰を食べる際に舌に食べかすがつき、その舌で体を毛づくろいすることで体臭が臭くなるということもあるようです。
缶詰を与える場合は歯のケアをしっかり行いましょう。
おやつタイプの歯磨きケアや、液体を食事や水に垂らすだけという製品もあり、歯磨きできない猫は工夫しましょう。
フリーズドライのキャットフードのメリットデメリット
フリーズドライは素材からそのまま水分を飛ばした製法です。
真空状態にして気圧を下げ、水分を昇華させて乾燥させます。
メリットとデメリット
- 栄養素が壊れにくい
- コストがかかる
フリーズドライはできるだけ加熱や加工を行っていません。
そのため栄養素が壊れにくいメリットがあります。
栄養素だけでなく、食材の香りや風味なども損なわれにくいです。
また、ふやかすことで水分も摂取できます。
フリーズドライはキャットフードもおやつも両方あり、おやつはトッピングに使えます。
フリーズドライのほかにエアドライというものもあり、フリーズドライは水分が昇華しますが、エアドライは温風でじっくり時間をかけて水分を蒸発させる製法です。
デメリットはコストがかかってしまうことです。
種類も少なく、商品が限られてしまうデメリットもあります。
またフリーズドライなのでお湯などでふやかしてから与えるので、少し開け手間がかかります。
ドライキャットフードのトッピングに使用している飼い主さんをよく見ます。
半生タイプのキャットフードのメリットとデメリット
半生タイプのキャットフードはセミモイストともいわれます。
ドライキャットフードとウエットフードの間でいいとこどりをしたようなイメージです。
メリットとデメリット
- 嗜好性が高い
- 歯垢がつきやすい
猫缶と同じように、半生なのでにおいが強く嗜好性が高いです。
またドライキャットフードよりも吸収率が高いこともメリットです。
デメリットは半生タイプは粘り気があり水分が多いので、歯垢がつきやすいです。
ウエットフードと同じように、歯磨きが重要です。
水分が多いので腐りやすいため、添加物が多く含まれる可能性があるので、この点もデメリットと言えます。
キャットフードの種類とメリットとデメリットのまとめ
キャットフードのの種類別でメリットとデメリットをご紹介しました。
食餌で水分補給をするならウエットフードやフリーズドライタイプがオススメです。
ドライキャットフードが好きな猫なら、トッピングでウエットフードやフリーズドライを使うといいですね。