猫は毛の色によって性格の傾向があります。
我が家の猫は白いですが、白猫の性格の特徴もあるみたいです。
ここでは猫の種類と性格の違いについてまとめています。
猫の毛色の種類
猫の毛色は単色と混色があります。
他にも柄で分けられる猫もいますね。
- 単色:白・黒・灰
- 混合:白黒・白灰・白黒茶(三毛猫)・白茶
- 柄:サビ柄・茶トラ・キジトラ・ハチワレ
大まかにこのような毛色があります。
細かくいうと、白ベースに他の色がほんの少しは入ってる猫をトビ、黒ベースで足だけ白色の猫をくつしたと呼ばれます。
猫の毛色と性格の違い
よく見かける猫の毛色と性格をまとめました。
実際に統計を取ったデータを参考に、毛色ごとに猫の性格の違いをご紹介します。
猫の毛色と性格の違いに関する統計は2010年に元東京農業大学の教授大石孝雄さんによる研究です。
「なぜその経路がそのような性格になるのか」ということはわかっていないので、あくまでも統計から推測した違いにとどまります。
ここではよく見る定番の毛色を参考にしています。
(5段階評価です)
黒猫
社交的(3.1)で甘えん坊(3.2)です。
好奇心が強い性格の傾向です。
白猫
賢く(3)大人しい性格(2.8)の傾向です、
統計によると甘えん坊(2.9)で社交性が低い(2.2)となっています。
よく白い猫は神経質で警戒心が強いとされますが、意外にも統計では神経質は2.1でした。
わが家の白猫さんは神経質で甘えん坊です。
キジトラ
甘えん坊(3.1)で人懐こい(3)性格です。
賢さ(3.1)があり、好奇心も旺盛(3.1)で食いしん坊(3.1)となっています。
ハチワレ(黒白)
おっとり(3)で甘えん坊(3.4)な性格です。
そして好奇心旺盛(3.1)で活発(3.1)で食いしん坊(3.2)となっています。
毛色別の猫の性格のまとめ
そのほかの毛色の性格のまとめは下記のようになっています。
- 茶トラはおとなしくて温厚な性格
- 茶トラ白は甘えん坊で臆病
- 三毛猫は賢くて物静か
- サビ柄は自立心が強く神経質
他にもありますが、定番の毛色の中では(9種類)、茶トラは攻撃性が一番低く5段階中1.4、気の強さも1・9と低めです。
※9種類=黒・白・黒白(ハチワレ)・キジトラ・キジトラ白・茶トラ・茶トラ白・三毛・サビ
猫の毛色別の性格ランキング
9種類の毛色の猫について、5段階評価で猫の性格を数値化したものをランキング形式でまとめてみました。
好奇心旺盛な猫トップ3
- キジトラ白3.2
- キジトラ・黒・ハチワレ(黒白)3.1
- 茶トラ・三毛2.9
警戒心が強いトップ3
- サビ柄3.1
- 茶トラ白2.9
- ハチワレ(黒白)2.8
人懐こい猫トップ3
- キジトラ白3.2
- キジトラ・ハチワレ(黒白)3.0
- 黒2.9
食いしん坊な猫トップ3
- 黒白3.2
- キジトラ3.1
- 茶トラ・白3.0
甘えん坊な猫トップ3
- キジトラ白・茶トラ・黒白3.4
- 茶トラ・キジトラ白・白3.1
- 黒3.2
賢い猫トップ3
- キジトラ・ミケ3.1
- キジトラ白・茶トラ・白3.0
- サビ2.9
統計をみてみると、キジトラの猫が多いこと!!w
こうやって見ると、人懐こい性格や賢い性格など、飼いやすそうな性格ですね。
攻撃性や気の強さを見てみると、このようになりました。
攻撃性の強い猫トップ3
- サビ2.6
- 白2.5
- 黒2.2
気が強い猫トップ3
- サビ3.1
- キジトラ2.8
- ミケ・白2.7
5段階評価で平均値が3なので、そこまで攻撃性や気が強い猫はいなさそうです。
わが家は白猫なのでランキングを見ると、食いしん坊・賢い・甘えん坊・攻撃性・気が強いというのがあります。
すべて当たっていると思われますw
白猫は神経質だったり、臆病だったり、というのがイメージとしてありますが、統計調査では、
- 神経質2.1
- 臆病2.3
です。
神経質の部分でランキングトップは、サビ柄の猫が2.8です。
つづいて、ミケ・白黒・黒の猫が2.5、キジトラ・キジトラ白が2.4となっており、白猫はトップ3には入りませんでした。
臆病の部分でも、サビ柄の猫3.0です。
2番目は黒白2.9で、3番目は茶トラ白2.8です。
白い毛色の猫は、臆病と神経質ともに意外と低めの数値でした。
白黒の猫は甘えん坊なイメージでしたが、統計では白い猫よりも、臆病や神経質という結果です。
家猫のルーツと性格
ちなみにですが、現在の日本の各家庭で飼われている家猫のルーツはリビアヤマネコといわれています。
リビアヤマネコは中東に生息している野生の猫で、毛色は黒と茶色の縞模様(しまもよう)です。
リビアヤマネコの性格は人懐っこいのが特徴です。
ネコ科の動物の中でも一番人懐こく、比較的、警戒心も薄い性格です。
野生の猫にしては珍しいですよね。
リビアヤマネコを子猫の頃から飼って、人間と暮らしていれば家のような絆を気づくこともできるんだとか。
リビアヤマネコの縞模様の遺伝子が家畜化して家庭のペットとして飼われていくうちに突然変異を起こし、さまざまな毛色の猫が誕生したと考えられているようです。
このようなルーツから、現在のキジトラの猫は、あらゆる毛色の猫の中でもっとも野生のリビアヤマネコに近い毛柄だとされています。
キジトラの基本の縞模様の遺伝子に、茶やオレンジの毛色を作る遺伝子が含まれると茶トラとなります。
銀色(シルバー)の毛色の遺伝子が含まれればサバトラです。
前述した毛色による猫の性格をみても、キジトラ系の猫は人懐こく、好奇心が強い部分は野生的な感じがしますね。
猫の毛色と性格の違いのまとめ
個体差がありますが、統計データによると毛色による性格の違いがあります。
このデータだけを見ると、茶色ベースの猫は飼いやすそうですね。