家の猫が脱走してしまったらどうすればいいのでしょう。
ずっと自宅で暮らしていた猫にとって外は危険が高く、脱走したらとても心配になりますよね。
ここでは猫が脱走した時の捕獲手順をご紹介します。
家の猫は自力で家に戻ることができる?
脱走した猫は自宅に自力で戻る可能性があります。
猫には猫地図があり、自分の縄張りを地図のように記憶しています。
その猫地図の範囲なら、自宅に戻ってくることができます。
しかし、これは外で生活していた猫だけ。
ずっと室内で育っている猫には外の世界の猫地図は持っていません。
猫地図がないため、猫が自ら自力で自家に帰る割合はかなり低くなります。
たとえ野良猫の経験があったとしても、知らない場所に迷い込んでしまうと、自宅に戻るかどうかはわかりません。
中には猫地図を辿って戻ってくる猫もいますが、迷い込んだ新しい場所に住み着いてしまう猫もいます。
猫は自分が快適だと思う場所に居ついてしまうことが多いようで、迷い込んだ場所が快適ならそのまま居座ってしまうのです。
脱走した時の手順
猫が脱走したら、自分の家の範囲をとにかく徹底的に探します。
猫を探す前に、脱走した猫が自宅の場所がわかるように、いつも食べているキャットフードやおやつなどを置いたり、猫の匂いが付いたタオルなどを置いておきます。
家の範囲を探す
猫の移動範囲は1日に半径数百mとされます。
避妊去勢手術を行っていれば、家から半径50m~100m以内です。
手術を指定な場合は、それ以上の範囲を探します。
全く外に経験がない猫なら、50m範囲内をまずは探しましょう。
警察・保健所・愛護センターに連絡する
迷子になった当日中に警察や保健所に連絡しましょう。
- 最寄りの警察もしくは交番
「落とし物」として届けられている可能性があるため
「遺失届」を出しておくと連絡がもらえる - 保健所・愛護センター
保護届が出されている可能性がある
収容期間は期限があるため迷子届を出しておく
迷子になった猫が保護されている可能性があるため、警察や保健所に連絡します。
保健所や愛護センターへ猫が収容されることもあり、一定期間の後に殺処分される可能性が高いです。
近くの保健所や愛護センターへの連絡も必ず行いましょう。
事故死など最悪のことも考えて、近隣の動物病院や清掃事務所へ確認しておくといいです。
専門語業者などに捜査協力
- 迷子猫のポスターらチラシの作成
- SNSでの呼びかけ
- 専門業者などへ依頼
チラシやSNSなど、いろんな人に情報を拡散してもらい、捜査協力をお願いしましょう。
住んでいる地域の半径100m範囲内の地域にチラシをポスティングしたり、コンビニ・郵便局・動物病院などにチラシを配布したり、電柱や掲示板は許可が必要になることがあるのでご注意ください。
新聞配達の方にチラシを渡して協力をお願いするのもいいですね。
保護猫ボランティアに探し方のコツを聞いたり、可能であれば専門業者に依頼するといいです。
脱走した猫の捕獲の注意点
脱走した猫を見つけても、焦らずゆっくり捕獲しましょう。
すぐに触らない
猫を見つけてもいきなり捕まえることはやめましょう。
余計に警戒してしまい、遠くへ逃げてしまう可能性があります。
まずはおやつで誘導したり、時間をかけて距離を詰めるようにします。
その中で猫に触れてみて、保護できそうなら捕まえます。
捕獲機の用意
猫がパニックになっていたり、警戒していると素手で捕まえるのが難しい場合があります。
その場合は捕獲機を使用します。
飼い猫がいるかどうか確認するために、捕獲機にカメラを設置しておくといいです。
捕獲機は保護猫ボランティア・保健所・役所などで借りられます。
捕獲器にはと踏み板を踏むを扉が閉まる踏み板式と、フックが動くと扉が閉まる吊り下げ式があります。
吊り下げ式のほうが成功率が高いようですが、捕獲器の中で猫が暴れてフックで体を傷つけてしまうことがあるので要注意です。
脱走した猫を自力で探すなら数日が勝負
冒頭でお伝えしたように、家でずっと暮らしている猫には猫地図がありません。
うっかり脱走してしまったとしても、それほど遠くにいかず、家の周辺に隠れていると言われます。
しかしそれは数日が目安です。
「返ってくるかっもしれない」と様子見をせず、すぐに行動しましょう。
2日から3日たつと、猫は外の世界に慣れてくるので、食べ物を探すために移動範囲が広くなります。
野良猫や外敵に追いやられたり、パニックになっている場合は遠くへ逃げてし待っている可能性もあります。
脱走した猫を探すためには、とにかく早く家の近くを徹底的に探すことが重要です。
脱走した猫を捕獲する手順と注意点のまとめ
猫が脱走したらとにかく早く行動しましょう。
自分で探すのが難しいことが多いので、周囲の人に協力してもらうのが賢明です。