目の前に迷い猫がウロウロしていたり、何日か前から急に見かけるようになった猫って気になりますよね。
弱っていると緊急性も高くなるので、保護する方もいると思います。
猫を拾った時にやるべきことがあります。
ここでは猫を拾ったらどうすればいいのか、対処法をまとめています。
猫を拾ったら飼い猫か確認を忘れない
猫を拾ったら、飼い猫かどうかの確認を忘れないようにしましょう。
また、迷子の猫がいて餌付けすると、そのままその地域で暮らすということもあります。
猫は心地よい場所を選ぶため、餌付けによって住んでいた家に帰らず居ついてしまうので、餌付けをするなら飼う覚悟で行ってくださいね。
猫を保護したら飼い猫であるかどうか、警察や保健所などに迷子届が出ていないかを問い合わせましょう。
警察なら遺失物(拾得物)として届け出を出します。
そこから3ヶ月以内に飼主が見つからなければ、あなたに猫の所有権がわたります。
SNSや迷い猫の掲示板やチラシなども確認するといいですね。
マイクロチップが挿入されていると、保護した猫を病院へ連れて行った際にわかる場合もあります。
猫を拾った時の対処法
猫を拾ったらまずは病院へ連れていきますが、他にもやることがあります。
動物病院へ連れていく
猫を拾ったら、健康状態を知るためにまずは病院へ連れていきます。
とくに子猫の場合は衰弱していたり、大人の猫でも感染症などの病気の可能性もあります。
衰弱していれば点滴など必要な処置を受けて、猫の命を助けることができます。
瀕死状態で緊急性があれば、可能な限り夜間病院へ連れていきましょう。
初診時の費用は血液検査だけでも1万円はかかります。
費用の目安
- 初診料1000円~3000円
- 予防接種5000円
- ノミやダニの駆除3000円
夜間病院だと初診料だけで、1万円以上は覚悟しましょう。
栄養補給
総合栄養食と書かれているフードを与えます。
チュールは与えやすいかもしれませんね。
缶詰なら水分補給もしっかりできます。
子猫の場合は牛乳ではなく猫用のミルクを与えましょう。
空腹や低体温の場合はブドウ糖が効果的です。
薬局でブドウ糖が購入できますが、スポーツドリンクでも代用できます。
舐めて少し甘いくらいに薄めて与えます。
レモンやライムなどのフレーバーがないものを選びましょう。
シリンジで1回1mlくらい。
意識がなくて自分で飲めない場合は無理に与えず、ブドウ糖液を指で口内を湿らせてあげます。
猫を触って冷たい場合は、温めてあげます。
低体温の猫は、ゆたんぽ・カイロ・ペットボトルにお湯を入れるなどして、体を温めましょう。
ドライヤーで急に温めると負担になったり苦しくなるのでNGです。
心臓よりも遠い場所から温めて、熱すぎた時に猫が丁度いい温度の場所に移動できるようにしておきます。
飼育環境の整備か譲渡先を探す
譲渡先を探すにしても飼育環境を整える必要があります。
ケージ・トイレ・フードなど。
拾った猫を飼えないということなら、譲渡先を探しましょう。
動物病院に里親募集のチラシがあるなら、そのこ連絡先へ相談したり、保護団体に連絡しましょう。
お風呂は安易に入れない
猫のお風呂は病院へ連れて行ってからにします。
猫の体力がどれだけあるのかがわからず、お風呂は猫の体力や体温を奪ってしまい、健康な猫にとっても大きなストレスになります。
どうしても汚れが気になる場合は、ぬるま湯でぬらしたタオルで軽くふくくらいにしておきましょう。
飼い猫がいる場合は拾った猫をどうする?
飼い猫や飼い犬がいる場合、保護した猫はひとまず隔離してください。
ノミがついていたり、何かの感染症にかかっている可能性があります。
病院での検査結果がわかるまでは、隔離すると安心です。
猫を拾った時の対処法のまとめ
猫を拾ったらまずは病院へ連れていきましょう。
その後はフードやトイレの用意をします。
猫を拾ってもいきなりお風呂に入れるのはやめた方がいいでしょう。